自然栽培野菜

2010年8月21日 (土)

植物工場計画

同じくハーモニック・トラストさんのメルマガからの転載です。
本当に自然の力でできた完全な野菜と、不完全な野菜、皆さんはどちらを食べたいですか?
完全を選ぶことは、自然を選ぶこと。
不完全を選ぶことは、不自然を選ぶことに他なりません。
政府の目論む「植物工場計画」とは何なのでしょうか?

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安全な食べもの。
安心して口にできるもの。


前時代の消費者の関心は「カロリー」、それが今や「安全性」にシフトしている。
安全な食べものへの関心は日増しに高まっているのです。


食べたものが血となり、肉となっていくのだから、なるべく危険なものは口に
したくない。それはもはや確固たるニーズ。


でも、その前に立ちはだかるのは「値段」の問題。

高いし、もったいないし、他に出費だってあるわけだし……

これらがいつだってセットになるわけです。


安全性にこだわれば、手間ひまだって当然かかる。手抜きとごまかしを排除するの
だから、値段はどうしたって高くなってしまう。これは経済の原則からみても、
極めて自然なことといえるのです。


「より良いものをより安く」、それは極めて不自然で困難なことがら。にも
関わらず、この実現に向けた取り組みが進行しつつあるのです。


その名は、「植物工場計画」。


これは農水省が約150億円を投じて行うプロジェクトで、出資には名だたる
大企業がその名を連ねています。現在50ヶ所にある施設を今後3年で150ヶ所に
増やすといった壮大な計画。まさに官民挙げた「国家プロジェクト」、その名に
ふさわしい陣容といえます。


無農薬の野菜を安定して生産、しかも安い価格で供給。このことを最大のテーマに
進められているのです。この課題の実現に向けての最大のポイントは、「スピードと効率」。
非効率なものは、すべて排除する、このことで実現を可能にしようというわけです。


非効率なものとは何であるか?それは「自然界」といえます。太陽、土、雨、
気温や湿度、気象条件、これらは単なる障害物に過ぎないというわけです。


それもそのはず、太陽はいつだって気まぐれ。晴れたり曇ったりと効率が悪くて
あてにならない。だから排除の対象とする。代わりに完全屋内施設で人工照明を
使えば、24時間好きなだけ作物に光を照射できる。このことで「光合成」がより
活発に促進され、「日照不足」の心配もなくなるというわけです。


屋内工場だから台風の心配だって一切ない。気温や湿度も空調でガッチリ管理。
季節感は犠牲になるけど、その変遷に左右されることはない。養分の消化吸収も
「水耕栽培」にして液体肥料を注入する。栄養のカタマリを根っこからダイレクト
に吸収させれば、一気に肥大化が実現する。土から固形の養分を吸わせている
ようでは時間がかかってしまうというわけです。


これまで農業は“生命産業”といわれてきました。ある意味、自然任せ、でも
それでは安定しない。手間とヒマ、コストばかりがかかってしまう。だから
あたかも自動車を作るかのように、機械的かつ効率的に作物を生産する。この
ように人類の英知を結集し、無農薬での栽培を可能とするのが「植物工場計画」
というわけです。


確かに農薬を使わないわけだから、「安全」とはいえるのでしょう。
でも、本当にそれで良いのでしょうか?無農薬ならばそれでいい、毒がなければ
それで良い、しかも安いのだから文句はないだろう、そう言わんばかりの計画と
いえます。


やはり、人間の“浅知恵”に過ぎないのではないか?と率直に思ってしまうのです。


日本人は、世界で“最も難しい消費者”といわれています。安ければ!量が多ければ!
それだけでは日本の消費者の心をつかむことができないと説明されます。
外国の大手スーパーが日本進出を控えてきた理由は、日本人の独特な「自然観」
にあるともいわれるのです。


具体的には、「鮮度」や「旬」へのこだわりです。こうした鋭敏な感覚は外国人
には理解し難いものだといわれるのです。


「鮮度」とは、食べものを「生命」としてとらえる感覚です。食べるとは単純に
胃袋を満たすだけのものではなく、高くて強いエネルギーをとり入れることを
意味している。命あるものを命あるうちに、その感性が「鮮度」には込められ
ているのではないかと感じるのです。


もう一方の「旬」は私たちの季節感を表しています。四季の変化に富んだ世界でも
稀有な気候風土が育んだ、季節ごとの恵みを大切にするあり方。その作物が一番
生き生きとして美味しい、それを指し示す指標こそが「旬」。これも食べものを
生命として捉える感覚ではないか思うのです。


「鮮度」や「旬」に込められた食べものることの定義。「食とは何か?」その
答えが込められていると感じます。


四季の変化に恵まれ、豊かな気候風土のもとに膨大な時間をかけて育まれた独特の
自然観。石器時代から、人口密度がもっとも高く、豊富な食用植物の恵まれた
私たちの国。魚にしても、「刺身」を日本料理の頂点に置いてきた食の伝統とも
密接にリンクしていると思います。


自然界を教師に考えれば、「植物工場」は反自然以外の何ものでもありません。
それは旬や鮮度に込められた、私たちの自然観とは相容れないものであると
感じます。植物工場、サプリメントなどの機能性食品、枝葉末節とも言える極端に
細分化された栄養至上主義。こうした機械化され、機能化されるかのような
「食」のあり方。これに対して私たちの自然観はどのような答えを出すのか?
そのことが問われているようにも感じます。


問題は植物工場を私たちが本当に望むのかどうかです。もっと言えば、それを
食べたいと思い、継続して買い支えるのかどうかにかかっているのです。


購買とは、単純にモノの売り買いに留まりません。私たちの現在・未来、子々
孫々に至るまで影響を与える行為とも言えるのです。それはその商品への支持を
意味し、スポンサーカードを引くことに他なりません。“清き一票”を投じる、
そのようにも言えるのではないかと思います。


今回は「自然観」について考えてみました。

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”完全=ホンモノ=愛=自然=本来の自分”

これさえ分かれば、私達の本来の生き方が分かる。
私達の完全な生き方が分かる。
それは野菜を作る過程でも同じ。選ぶ過程でも同じ。
そして本来の自分とは完全なのである。ホンモノなのである。
自然に生きられたら、愛に生きられたら、私達はそれだけでもう完全無敵な光の存在なのだ。

もちろん、完全を目指すまでには不完全さを選び取る過程も必要である。
それだけ不自然なものに当たり前に囲まれて私達は暮してきたのだ、という証拠である。
いきなり完全を得ようとすれば、その高らかな壁の前にすぐに挫折してしまいかねない。
一歩一歩、確実に、堅実に、私達は完全を目指していこうではないか。

不自然なものから自然なものへシフトをするということ。
これは今の混沌とした時代に生かされている私達に課せられた、静かで壮大な革命なのである。

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2010年8月19日 (木)

市販の発酵食品の落とし穴

引き続き自然栽培野菜情報です。同じくハーモニック・トラストさんの許可を得てメルマガを転載させて頂いています。

今回は発酵食品について。
本来時間を長く長くかけて天然の菌により熟成させたものが発酵食品だが、市販の商品は時間をかけずにスピーディーに大量生産したものが売られている。そのワケと危険性について説明してくれている。

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私たちの暮らしに欠かせないのが「発酵食品」。


味噌や醤油、お酒、お酢、納豆、そしてパン、こうしたもののことですよね。大地からの恵みである、お米や野菜や果物、または肉や魚、これらのものに微生物たちが入り込んで熟成していく。これらをまとめて発酵食品というわけです。


普段から忙しいあなたのこと、なかなか発酵についてじっくり考える機会も少ないと思います。そこでブドウを例に考えてみましょう。


ブドウの皮にはさまざまな微生物が住みついています。中でも天然の酵母菌がたくさん生息しているのですね。そしてその酵母菌が活動しやすい環境を人が整えてあげるとワインに変化していきます。そこからまた時間が経過していくとお酢(ビネガー)になっていくわけです。


その重要な役割を果たしてくれているのが天然の菌たちなのです。


発酵食品の良し・悪しを分けるポイントは2つあります。


1つは「素材」で、もう1つは熟成に要する「時間」です。


素材が悪ければ発酵できずに腐敗してしまいます。農薬・化学肥料、さらには粗悪な有機肥料などの影響で今の素材は発酵できず、腐敗してしまうものになっているのです。


素材が悪いと腐敗していく。それならばいま売られている味噌や醤油などはみんな素晴らしい素材を使っているのでしょうか?そうではなく、化学的に操作・培養された菌が使われているのです。


天然の菌たちを操作培養し、強力な発酵菌を作り出す。これにより劣悪な素材でも強制的に発酵させることができるようになっている。現在売られている発酵食品はほぼ100%、このようにして作られているわけです。
(これについては詳しく知りたい方は「無料レポート」をご申請ください)


もう1つのポイントの「時間」についてですが、菌たちは素材をエサに私たちが生きるために必要なさまざまな物質を作り出してくれます。そしてそれは私たちの身体に欠かせない恩恵を与えてくれています。アミノ酸などのさまざ
まな有機酸、ビタミン、ホルモン、酵素といったさまざまな物質を作り出してくれているのですね。


時間が長ければ、この量が豊富になっていきます。だから私たちは素材がしっかりとしたもの、さらには長期熟成されたのものを選ぶのが賢い選択になるというわけです。


いまお酢ならばわずか1日、味噌・醤油なら2週間~1ヶ月で作られるケースが多いのが実状です。でも発酵に必要な時間は本来決まっているのです。


おおよその基準とすればお酢ならば最低6ヶ月、味噌ならば10ヶ月、醤油ならば1年、これが最低ラインになるのです。


しかし時間を短縮し、コストを下げるという至上課題の前に操作・培養した菌を使い、さまざまな方法を駆使して速醸する。だからこそお酢198円とか、醤油1本398円といった値段で売ることができるというわけです。


いまの発酵食品は本来の力を望めない、弱いものに成り果てているといわざるを得ません。その結果、数多くのサプリメントを使って、足りない栄養を補う、そういうご時勢になっているのです。


これは「有機」、「無添加」と書かれた素材であっても事情は同じです。大元の発酵菌が操作されていることに違いはないわけです。


私たちは本来の力を持った食品とはなにかについて考える必要がありますね。

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あまり発酵食品について考えたことがなかったので、一度読めばそりゃそうだという内容だが、読み始めは正直盲点を突かれた感じがして思わず唸ってしまった。

発酵食品は身体に良いとか、健康に欠かせないとか良く言われるものの、市販のイワユル化学培養発酵食品では健康に役立つどころか、寧ろ有害かも知れない事実を見せられてしまった。私もスーパーに行けばなるべく無添加だとか有機だとか書かれてあるお味噌を買うようにしていたが、発酵の過程で化学操作された菌を使っているということまではついぞ気付けず、ハーモニック・トラストさんに出会うことができて初めてその落とし穴に気付かされたのだ。

発酵食品をしっかり摂っていさえすれば大丈夫、という常識はこれで見事に覆されてしまった。

だからこそ、ホンモノの発酵食品を摂らなくてはならない、ということである。

日本の伝統あるお味噌や醤油などの健康的な発酵食品も、化学という名の毒牙にかかればチカラを失ってしまう。日本の素晴らしい食文化を見た目だけのものにしてしまった今の文明は早急に改革させられねばならない。
そして今、地道にコツコツ、それこそ小さなところから長年かけて熟成させて大きくさせてきたハーモニック・トラストさん達のようなホンモノのエネルギーを放っておく訳にはもういかないのである。

ホンモノを見極めよ。

これが私達のこれからの絶対使命である。

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2010年8月11日 (水)

種苗マフィア?!

タネについてのハーモニック・トラストさんからのメルマガ2回目です。こちらも合わせて読んで下さい。

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こんにちは。
今日はタネの2回目です。


背の高い人がいる。反対に低い人もいる。
細身の人もいれば、恰幅の良い人もいる。


人それぞれさまざまですよね。


にも関わらず、スーパーで売られている野菜はみんな同じ。何だか自然の生き物の定めに反しているようにも感じます。今回は個性をなくした野菜たちについて考えてみます。


【品種のバラエティー】
大根といえば、おそらくほとんどの方が青首大根を思い浮かべるのではないでしょうか。個性に乏しい、いわば可もなく不可もない品種といえるかもしれません。いまやほとんどがこの青首大根になっていますが、以前はそれぞれの地域に適した個性あふれる品種がたくさんあったのです。


三浦大根は有名ですが、大蔵大根、聖護院大根、練馬大根、源助大根、赤大根、このようにたくさんの品種が存在していました。また色も白に限らず、赤や青といった具合にバラエティーに富んでいたわけなのです。


それがこの50年弱の間に、青首大根ばかりになってしまいました。一体何が起こったのでしょうか?


理由はずばりタネ、ここに行き着きます。タネの操作に比例して、地域の個性的な野菜が姿を消えていきました。タネの操作といってもピンと来ないと思いますので、説明したいと思います。


【効率が最優先された】
例えばトマト、段ボール箱にMサイズで24個ピッタリ入るようにタネが設計されています。キュウリは箱に何本、キャベツだと6玉という具合です。これは産地からトラックの荷台に効率よく入るようにタネが設計されているのです。


大きさがバラバラだと、輸送時に箱の中で動いてしまい野菜に傷がついています。またスーパーなどで販売する場合、形が揃ってなければ値札を1つずつ変えなければなりません。こうした効率の問題も理由に挙げられます。


でも一番はタネ・農薬・化学肥料がセットになったことによります。


一斉にタネを播き、一斉に収穫できる。虫・病気が出れば農薬で駆逐する。自分でタネを採るのはできることならやりたくない、そんな作業、だからタネ屋から買う。こうした事情によりタネを買う行為は当たり前になっていきました。そして個性ある野菜が姿を消していったというわけです。


【自然はバラける】
生き物は本来的にバラけるものなのです。大きいのや小さいのがいて、背の高いものや低いのがいてこそ生命は繋がれ守られていきます。何があっても良いように、「俺がダメでもお前頼むな」という具合に遺伝情報をバラけさ
せるものなのです。これをみんな同じにし、野菜から個性を失わせてきたのがこの間の歩みというわけです。


そしてみんな同じであるからこそ、不作になればすべてが不作。値段が一気につり上がり私たちの財布を直撃します。小松菜一把が500円ということも、こうしたタネの事情も横たわっているのです。


毎年タネ屋から買わなければ作物を作れない、これは農家がタネ屋の支配下に置かれることを意味します。タネの問題はあまり意識されませんが、私たちはもっと関心を持つ必要があります。

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お友達からも聞いた話だが、日本の、或いは世界でも、必ず業界にはマフィア連中というのがいるのだそうだ。
例えば牛乳マフィア。例えば食肉マフィア。
これらについても書きたいと思う。
そして今回このメルマガで出たのは、なんと種苗マフィアか!!(苦笑)

いやあ、ほんとに恐ろしいね、こういう連中に操られて、目の前に出されたものを何も考えず、ただ美味しい美味しいと私達は食べてきたんだからね。

とにかく全ての目に見える物事や出来事の裏側にが一体何が隠れているのか、そういう洞察力を身に付けていって欲しいと切に思う。

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2010年8月10日 (火)

ほんとのタネは8年かかる

野菜作りの始まりはタネから。これは基本中の基本。しかし、そのタネが最初から問題があるのではないかという指摘についてのお話。同じくハーモニック・トラストさんのメルマガを転載させて頂いてます。

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さて、今回からのテーマは「タネ」。

農薬や添加物の危険性はすっかり定着してきたように感じます。


でもタネについてはどうなのでしょうか?
あなたはタネの安全にまで気を配っていますか?


タネの段階で農薬などの薬剤漬けになっているとしたら・・・、あなたは無関心でいられでしょうか?


「タネの安全」そんなところにまで注意を払わなくてはならないの?」
「そこまではさすがにこだわれないなぁ~」


【食べないで下さい!】
そんな風にお感じになるかもしれません。でも考えてみればタネは“生命の源”です。人間でいえばお母さんのお腹に宿った新しい生命です。
お腹の中の赤ちゃんがもし薬まみれになっているとしたら・・・。あなたは黙っていられるでしょうか?


よくホームセンターなどで家庭菜園用にタネが売られています。袋の裏を見ると「食用・飼料用には使用しないでください」と書かれているものをよく見かけます。


「ふ~ん」と思わず流してしまいそうですが、少し考える必要があります。その理由は殺菌剤や着色料など、薬剤処理をしているから食用しないようにと言っているわけなのです。


試しにトウモロコシやホウレン草などのタネを買ってきて、コップに水を入れ落としてみてください。すると水の色に変化が出ます。真っ赤に染まったり、紫色になったり不思議な光景が広がります。その不自然さにはきっと驚きを覚えるのではないかと思います。

【買うのが当たり前!?】
これは病気予防や発芽する率を高める目的で施されているのです。また収穫量の拡大・品質の維持、こうした目的の元に薬剤が施されているのですね。また栽培が始まった後の農薬の使用量を減らすといった目的で、タネの段階から薬漬けにしておくわけです。


この状況で「減農薬!低農薬!」といってみても、果たして意味があるのか?と首を傾げざるを得ません。生命の始まりから健全であるとはとても言えないわけですから。


昔の農家は自分でタネを採り、乾かし、選抜し、自分でかけ合わせを行なっていました。


それが今ではすっかり、種苗会社からタネを買うことが当たり前になっているのです。自分でタネを採っている人は、ほとんど皆無、それが今の農業の現実です。


【最低で8年】
農家にとってタネ採りは想像以上に手間のかかる作業です。発芽するかどうかも不安定で、何とか芽が出ても成育するかどうかといった心配もあります。時間も手間も余分にかかり、効率が悪くなってしまうからです。タネを採る作業、乾かす作業、タネの温度や湿度管理、タネ採り用の畑も用意する必要があります。スピードや効率が優先される社会の中で、そんな面倒なことをしていれば乗り遅れてしまうというわけです。


さらにタネは長い年月をかけて土の状況を読み込みます。読み込みが完了するには最低でも8年はかかります。特に自然栽培は肥料も農薬も一切使わない農法です。外からの補助がないわけですから、時間をかけてタネを土に合わせなければならないのです。今から始めて8年待たなければならないわけですから、少しでも早い取り組みが必要です。


私たちナチュラル・ハーモニーも農家にタネを採ることを働きかけています。もちろん生産者の負荷を考え、全部自分でタネを採れとはいっておりません。


今世紀は「環境と食料問題」の世紀と言われています。農薬や肥料に目を向けるのと同時にタネについて、もっと関心を向ける時期に差し掛かってきています。遺伝子組み換え食品が問題になっていますが、これはつまるところ、「タネの操作」であるわけなのです。

今回はタネについて考えてみました。

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自然栽培野菜を作っている農家では、なるべく自家採取するように努力して下さっていて本当にありがたいと思う。でもとても大変な作業なので、まだ不完全である事も否めないとのこと。

自然栽培を始めて、更に自家採取をしてから本当の自然栽培の種の完成にかかる時間は最低で8年とのこと。

それだけ私達は、化学物質(農薬・肥料・薬剤)で土やタネを汚染し続けてきたという事実にしっかり向き合わなければならないのだと思う。

メディアが垂れ流す、あれを食べると健康になれる、これを食べると病気が予防できる、などという食べ物の効果を謳う番組に惑わされてはいけない。その前に、食べ物がいかに汚染されて私達にとって本当に必要な栄養が抜けてしまった形だけの代物になっているのかを見過ごしてはならないからである。

根本を忘れて表向きの見栄えや格好ばかりに囚われると足元を救われる。それが今の日本人である。

農業の現状は社会の縮図である。

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2010年8月 9日 (月)

硝酸性窒素の危険は葉野菜だけじゃない

硝酸性窒素は葉野菜ばかりに含まれている訳ではないという。次に送られてきたハーモニック・トラストさんのメルマガを紹介しよう。

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前回は硝酸性窒素の危険性について詳しく見てきました。
肥料の歴史があったればこそ、これまで人類は食をつないでこれました。
現在の私たちも生きる糧を得れているといえます。
でも、もしより自然な食生活があるとしたら・・・
私たちは常に次のステップを知る必要があるように思います。


前回、硝酸性窒素の危険性は何となく理解できたけど、葉野菜1把を一日で食べ切るはずがないじゃない。生で食べずに茹でたり焼いたりすれば良いのでしょう?


そう思われたかもしれません。


【他の食べものにも・・・】
でもそうカンタンにもいきません。なぜなら硝酸性窒素の危険性は葉野菜だけに限らないからです。他の野菜やお茶、そして飲み水にまで含まれているのですから。毎日のいろんな食べものや飲みものから、体に蓄積されていくことになります。


野菜の硝酸性窒素は肥料の与え過ぎが原因で起ります。肥料とは植物にとっての三大栄養素、「窒素・リン酸・カリ」を主な成分にしているもののことです。中でも窒素は植物にとって「成長促進剤」、だから一番重要視されている成分です。有機肥料であれ、化学肥料であれ、肥料とは窒素が軸、これに違いはないわけです。


肥料は作物への養分供給を目的に使われます。そこに貫かれている思想は「より多く・より速く!」、このことに尽きるのです。特に有機肥料は生産者の勘を頼りに使われますので、一反(300坪)当り何トン、作り手によっては何十トンという量が使われるケースも少なくありません。


何十トンとなればトラック何台分でしょうか・・・、これはいいたくはありませんが、自然界にはなかなかありえないことで、不自然と言わざる得ない側面があります。


【自然界は自然栽培】
植物は本来自分に必要な窒素を自分で取り込む能力を持っています。それができなければ植物は、太古の昔にとっくに亡んでいたはずです。地球上の植物、そのすべてに人間が肥料を与えることなど、とても不可能ですから。


これはどんなに文明が発達しても不可能であり続けるでしょう。野菜も植物、だから必要な栄養分を自らの力で取り込むだけの力が備わっているのです。


実際に自然の野や山のどこにも肥料は入っていません。動物の糞や死骸が入ることがあっても、一ヶ所に集中することはありません。しかも何十トンも入ることはないのです。それでも植物たちは栄養失調になることもなく、逞しい姿を見せてくれています。


必要な分の窒素を自分で取り入れ、取り入れた分を吸収し生命を維持する。これが本来の、そして自然な植物の姿です。つまり自然界は無肥料自然栽培であるわけです。


【肥料の質と量】
硝酸性窒素の問題は、いかに過剰な肥料を与えているか?このことを物語っています。この数値は、植物の自然な成育過程を無視した結果ともいます。より速く!より多く!こうした人間の都合を植物に強いた結果ともいえるのです。


自然のルールや食べる人の安全が犠牲になっているといえるのかもしれません。無論、これまでの時代背景は安全よりも、腹を満たすことにありましたからこれもやむを得なかったのだとは思います。


前回述べた、牛の大量死事件は牧草に大量の肥料を与えたことが直接の原因とされているのです。


問題は肥料のクオリティーにあります。有機のものでも、低い数値が出るものもあります。傾向として言えるのは、植物性の肥料を使った場合は数値が低めに出ます。一方、動物性の肥料を使った場合は高い数値が出る傾向があります。


つまり「無農薬」なのか、「減農薬」なのかを問うことも確かに大切なのですが、同時に「どのような肥料がどのくらい使われたのか?」についても疑問を持つ必要がありますね。


【朝採り野菜の危険性】
もちろん肥料を入れない自然栽培の野菜だからと言って、常に低い数値が出るとは限りません。これはその畑で肥料をやめてから何年になるか、または自然栽培を始める以前にどのような肥料を使ってきたか、これらによって数値は変動します。肥料をやめてから年月が経過した畑の野菜は、低い数値になる傾向があります。
年数と土の中にこれまで入れてきた肥料や農薬などの不純物をいかに抜いていくか、この時間の質と長さの積み重ねができているほど、硝酸性窒素は少ない傾向があるようです。


また、硝酸性窒素は太陽光線によって分解されます。「朝採り野菜」が良いかのように思われがちですが、硝酸性窒素の問題を考えると決してそうとは言い切れません。日照によっても変わるので、夏場と冬場の葉野菜では残留濃度は変わってきます。またビニールハウス栽培ですと、どうしても太陽光線が弱くなるため、硝酸性窒素は分解されにくくなります。


【環境も汚してしまう】
硝酸性窒素は植物の成長にとっても欠かせない物質です。問題は、その「量と質」にあります。必要のないものまで、過剰に野菜に与える行為が、「毒」となって人間に返ってくる。さらに畑の肥料成分が地下水に染み込んだり、雨などで河川に流出し、それが私たちの飲み水やハウス栽培で撒かれる水として循環を繰り返すわけです。


「有機」を含めた日本の農業の現実は、硝酸性窒素の汚染を雪ダルマ式に拡大していると一面があります。有機をやるにしても、可能な限り肥料は少ない方がいいわけですね。


「ブルーベイビー症候群」はこの顕著な例で、一つはホウレン草に含まれていた硝酸性窒素、もう一つは茹でるための水道水に含まれていた硝酸性窒素、いわば二重の毒性が原因となって起こった事件だと考えられています。


【畜産県と糖尿病】
アメリカ・コロラド大学のコストラバ博士の研究によれば、硝酸性窒素は発ガン性物質やブルーベイビー症候群に限らず、「糖尿病」の原因物質であると指摘しています。実際に日本の人工透析患者の上位県は大規模畜産地域(1位鹿児島、2位熊本、3位宮崎)とビニールハウスなどの大規模施設農業地域と重なっています。施設農業とはビニールハウスなどを指す言葉です。


なぜこうしたことが起こるのかといえば、畜産からの糞尿が有機肥料として畑に使われることが原因と考えられます。畑の土からの窒素成分が地下水を汚染し、それが硝酸性窒素たっぷりの水道水となって飲み水や
作物の栽培に使われていく、まさしく「負の循環」の結果というわけなのです。


もちろん、これまでに牛乳を飲まず、肉をまったく食べていない人は極めて少なく、多くの人が畜産業のお世話になったことは否めないといえます。


肥料・農薬においても、同じことがいえます。
また前回の繰り返しになりますが、来年から肥料・農薬をやめることをすべての農家ができるかといえば、現実には不可能です。


だとするなら、有機であれ、減農薬であれ、一般の栽培であれ、まだまだ本当に貴重な食料だといえます。


しかし、地球環境にも、体外環境にも重大な影響を及ぼす硝酸性窒素の危険性を私たちは正面から見つめる必要があるように思います。私たちは肥料について真剣に考えなければならない時期に差し掛かっているのです。


また葉野菜を茹でれば確かに硝酸性窒素は軽減されます。がしかしその茹で汁が再び河川を汚し、土を汚してしまうのです。何が自然で何が不自然か、このことを軸に日々の食材を選択していく必要があると感じます。


肥料も農薬も使わない自然栽培を少しずつ広め、準備しておく必要性を感じ私たちは活動しています。

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硝酸性窒素は必要な量だけ野菜に含まれているべき物質。しかし肥料の与えすぎにより野菜に含まれる硝酸性窒素が無駄に増加し、それが土壌を汚染し、地下水を汚染し、水道水へ渡り、また私達の体へと入っていく悪循環。これは硝酸性窒素に限ったことではなく、他のあらゆる化学物質全てに言える話である。

有機栽培でも家畜の糞尿などの動物性の肥料を使っている野菜は、家畜が食べる餌そのものに大量に肥料を使っているというだけでなく、家畜が食べた餌に含まれるあらゆる化学物質が糞尿という排泄物に一番溜まっているので、普通の農薬を使った野菜よりも危険になる可能性があるとの指摘もあった。有機だから安全ではないのだという。
また、最近は家畜を早く肥やす為に動物性の餌(肉骨粉など)を食べさせる事例も多くなっている。本来は家畜は草食動物なので、植物性の餌を食べるのが普通だが、そういう不自然な事をやって育った家畜の糞尿はもっと危険になってくる。もちろんその家畜の肉も危険であることは言うまでもない。

いかに私達はそういう事を知らされずに、また知ろうともせずに、政府やメディアの”これなら安心”というキャッチフレーズを鵜呑みにしてそこに投資してきたのかという事実をまざまざと見せられた気持ちになった。

だからこそ、私は自然栽培野菜や自然栽培米や味噌を、できうる限り食べ続けることにしたのである。

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2010年8月 5日 (木)

自然栽培の葉野菜は緑が薄い

さて、少しずつハーモニック・トラストさんのメルマガの内容をお借りしてブログを書いていきたい。

自然栽培の葉野菜は、緑が薄い。

確かに私のところに届く自然栽培の葉野菜は、緑が薄い。

しかし市販に売られている葉野菜は、大概緑が濃い。

この違いについて明確に解説してくれているので、紹介したい。

ハーモニック・トラストメルマガより転載
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【賢明な人は火を通す ~現代食べ合わせの危機~】
「硝酸性窒素」とは小松菜やほうれん草、チンゲン菜などの葉野菜に多く含まれている物質です。分かりやすく言えば、葉野菜を食べた時に感じる苦味やエグミ、その味の正体はこの物質によるものなのです。


葉野菜は生で食べることを極力避けている、必ず火を通す、そういう方も多いと思われます。何気なくやっている・・・、たとえそうだとしても、それは極めて賢明な処置と言えます。硝酸性窒素の毒性は「青酸カリ」に匹敵するとも言われているのですから。サラダブームもきちんと素材を選ばない限り、危険度は高まってしまうわけです。


「肉を食べたから、その倍くらい緑の野菜を食べましょう」、食卓のよくある光景ではないでしょうか。シーンとしてはお母さんが子供に言い聞かせる言葉だと思いますが、実はこの組み合わせには「危険がある」と言わざるを得ないのです。


なぜなら肉や魚に含まれるたんぱく質「アミン」と硝酸性窒素が化合して、「ニトロソアミン」という強い発ガン性物質に変化してしまうことがあるからです。


肉・魚に限らず、体内にはこのアミンが貯蔵されているので、硝酸性窒素たっぷりの野菜は極力避けなければなりません。アミンは肉や魚を焼いたり、煮たり加熱調理をすることで、さらに増加していくことが分かっているのです。


野菜に含まれる硝酸性窒素は口の中で「亜硝酸性窒素」という物質に変化します。実際に白菜100gを食べた後の唾液を測定してみると、通常の5倍から10倍くらいの亜硝酸性窒素が測定されたという報告があります。それが加熱して増加した肉や魚のアミンと化合し、「ニトロソアミン」に変化するわけですから、注意が必要です。


【赤ちゃんが青くなっていく・・・】
強い発ガン性の他にも、硝酸性窒素は酸欠・窒息状態を引き起こします。代表的なのは幼児が青くなって死んでいく、「ブルーベイビー症候群」という急性症状です。


これは今から約40年前、アメリカでホウレン草の“裏ごし”を食べた幼児が次々と窒息死する事件が起きました。300人近くが急性症状にかかり、39名が亡くなった。血液中の酸素を運ぶヘモグロビンの働きを阻害した結果として起こる病気で、「メトヘモグロビン血症」と名づけられています。


毒への耐性は体重に比例します。だから小さいお子さんがいる家庭では細心の注意が必要です。また北海道で、硝酸性窒素を大量に含んだ牧草を牛が食べ、急性の酸欠で大量死した事件が10年ほど前に起きました。他にも糖尿病やアレルギーの原因物質として警告を発する研究者もいます。


私たちは硝酸性窒素の過剰摂取、その危険性を正面から見つめる必要があります。そしてこの物質を食卓から、いかに減らしていくか、このことを真剣に考えなくてはならないのです。それは日々の食材をいかに選ぶか? ここに賭かっているのです。


WHO(世界保健機構)は硝酸性窒素の安全基準を定めています。「安全基準」とは一日の摂取量が基準値以内ならば、一生摂り続けても問題がないと考えられる量のことです。その数値は体重1kgに0.836mg(体重50kgの人は0.042g)です。つまりこの量を超えるとリスクであるという警告です。※注1


ヨーロッパでも安全基準を設けているのですが、日本ではいまだ定められていません。


こういう状況ですから、硝酸性窒素への関心が低くても仕方がないのかもしれません。しかしこの数字はあくまでWHOの基準値に過ぎないことを抑えておく必要があります。日本人は世界的にも類のない野菜好きですので、より一層の注意が必要となります。


狂牛病などの影響で、「もっと野菜を!」というムードが強いのですが、野菜ならば何でも良いことにはならない。イギリスでは環境教育プログラムを定め、小・中学生に硝酸性窒素の危険性を教えています。子供たちに指導し、食や環境への意識を育てています。他国の良いところは素直に見習う姿勢が大切です。


肥料の投入量によって硝酸性窒素の含有量は上下していきます。私たちは有機か、無農薬かというところにどうしても目が向きがちです。でも使われた肥料がどれくらいの量であったか、またどのような肥料を使ったかを問うことも極めて重要であると思います。


もちろん、どんな野菜でも食べるときは感謝して、ありがたく楽しくいただきたいものですし、腹を満たすことができるのは何ものにもかえがたい。また、肥料や農薬を使わない農産物で全世界、全国民の人口分を今すぐまかなえるわけでもありません。


そういう意味では、現状、肥料や農薬をつかった栽培も必要なのだといえます。


でも、一方で食におけるリスクを知り、向かうべき方向性を把握することは、とても重要だと思うのです。


今回は硝酸性窒素の危険性について述べてみました。


※注1
なぜこんな中途半端な数値なのかというと、WHOは「硝酸イオン」数値を基準にしているからです。硝酸イオン中の「硝酸性窒素」を割り出すとこの数字になります。

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"硝酸性窒素"なんて、私自身も初めて耳にした。しかもこの物質が青酸カリに匹敵するなんて、こんな事絶対に自分で調べでもしなければ教えてはもらえない。

この”硝酸性窒素”が、市販の葉野菜の緑色を濃くしている原因だという。
化学肥料を入れれば入れるほどこの物質の値も自動的に増える。

この”硝酸性窒素”。じゃあ葉野菜は火を通して食べれば問題ないと思われるかも知れない。しかし実際はそんなに甘くはないのだという。

次は、その問題点について紹介する。

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2010年7月27日 (火)

無農薬でも有機栽培でもない自然栽培野菜!!

さて、ちょっと力の入ってしまう超オススメの記事を書きたいと思う。

私は今まで、無農薬野菜や有機栽培野菜をなるべく食べるようにはしてきた。

しかし、有機栽培野菜に関しては、使ってもいい農薬が一部あり、完全に無農薬ではないという事は知っていた。なので食べる上で一番安全なのは、その時は無農薬野菜だろうと思っていた。

しかし、本当に何気なくネットサーフィンをしていた時に、滅多に注目することのないgoogleの広告が突如目に入ってきたのだった。その広告内容は、

「無農薬野菜や有機栽培野菜を買う前に!」

確かこんな内容だったと思う。

見て思わずクリック。そこには私が本当に求めていた食材の話が載っていた!

それが自然栽培野菜の宅配をしているハーモニック・トラストである。

つい最近話題になっていた、『奇跡のリンゴ』(石川拓冶・著)という本で農薬も肥料も使わないリンゴを作ることに成功した木村秋則氏の話を知っていれば話は早い。

そう、完全に、自然だけの力だけで、育てた野菜。

それが自然栽培野菜なのである。

私はハーモニック・トラストさんのサイトを見て、即効資料を取り寄せ、2回のお試しを経た後、最近本会員になって自然栽培野菜の宅配を取り続けている。

もちろんハーモニック・トラストさんで木村氏のリンゴを買うこともできる。他の果物も買える。

私は、今は義父が頑張って無農薬野菜を作ってくれているので、それにおいては感謝してありがたく頂きつつ、一番少量のセットの自然栽培野菜を隔週で頼んでいる。

それから主食となる米と味噌だけは、どんなに高くても自然栽培のものを食べたいと思い、頼んでいる。


Photo_2

ハーモニック・トラストさんで勝った自然栽培米。
これは自然栽培暦3年以上のササニシキ玄米。
3kgで4000円弱とやっぱり高い ↑

Photo_3

自然栽培味噌(小麦仕立て)
750gで1680円と、やっぱり高い ↑

値段は正直張るけれど、まだまだ数少ない自然栽培をしている農家を支える為に、できるだけ買い続けたいと思う。
野菜の味は、市販のものとそう変わらない。少々小さめではあるけれど、自然栽培で作れば寧ろその大きさが普通なのかも知れないと感じる。何よりも完全に安心して食べられるというのがいい。
先日、自然栽培のトウモロコシと市販のトウモロコシを食べ比べてみたが、正直自然栽培の方が甘みは少なかった。市販のものはそれだけ品種改良などをして甘みを増やしたり触感を現代人好みに変えているのだろうと思った。
お米に関しても、市販のものよりあっさりさらっとしていると思う。でもそれが自然に作った本来のお米の味なのだろう。

自然栽培野菜以外の野菜はどんなリスクがあるのかということについては、詳しくはハーモニック・トラストさんの「本物の野菜の見分け方」に詳しく書かれてあるので参照して欲しい。

ここで簡単に紹介すると、まず農薬・化学肥料を使った野菜は、腐る。

しかし自然栽培野菜は腐らずに、枯れる。

よく考えたら植物は全て最盛期を迎えた後は、枯れていく。これは常識である。

なのに、毎日人間が口にする野菜に関しては枯れないで腐るということが当たり前だった。

どうしてこんな事気付かなかったのだろう?!

腐る原因は、農薬や化学肥料など、不自然なものを使った結果だという。

それから、葉野菜の本来の色は濃い緑ではなく、黄緑がかった緑だという。

緑が濃いのは、化学肥料によって窒素を多く含んだ結果だという。

硝酸性窒素がよく肥料として使われるのだが、野菜を生で摂ると硝酸性窒素が直接体内に入り、青酸カリに匹敵する程の毒性を持つのだという。

また、無農薬栽培をしているとよく虫がついてしまうということがある。

これは美味しいから寄ってくるのではないという。

化学肥料に虫が寄ってきているのだという。

自然栽培で育てた野菜には、虫は寄ってこないのだそうだ。

つまり、余計な栄養素を取り除いてくれる為に虫は存在しているということになる。

虫はとってもありがたい存在なのだ。

こういった話の詳しい内容や、ハーモニック・トラスト代表の河野秀郎氏が提唱する「医者にもクスリにも頼らない生き方」については、会員に毎回メールマガジンが届いているのだが、是非ブログに転載したい内容ばかりなので、ハーモニック・トラストさんに許可を得て、随時転載させてもらうことにした。

乞うご期待(◎´∀`)ノ

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