転移
先日、お姑さんがうちに電話してきて言った。
「どうしても話したいことがあるから、重要な話だから、○○(息子)に来てもらえるように言ってくれるかしら」
「はい分かりました。今日は用事があって1日家にいないし、主人は仕事だし無理ですが、明日夕方なら大丈夫かも知れません」
と言って電話を切った。最初は鬱病を抱えている義兄のことかとも思ったが、電話があった前の日に、お姑さんが病院へ行っていたことを会話の中で知り、もしかしたら病気の再発のことかも知れないと感じた。
その直観は当たってしまった。
お姑さんは年末に胃癌で手術して切除し、成功したのだが、半年以上経って検査をしたところ、今度は肝臓に癌が見つかったというのだ。
ブログにも書いた通り、私は念のため抗がん剤も飲んでいるというお姑さんに思い切って「飲んではだめ!」と抗議したことがあった。
お姑さんはその後、私が取り揃えた資料を読んでくれたのか、全く抗がん剤を飲み続けている様子を見せないで、私達の前で元気そうに振舞っていたので、飲むのをやめてくれたのかなあなんて思っていた。
しかし、実は飲み続けていたというのだ。
抗がん剤を飲み続けていたから癌が再発した、と私は敢えて断言はしないでおこう。
というのは、元々お姑さんのストレスを溜めやすい気性も多分に影響していると私は見ているからである。
お姑さんは、とっても頑張りやさんで、人前であまり疲れた様子を見せず、自分が副業でやっている見えない力を使った商売のお陰で自分は大丈夫だし元気なのだと豪語して憚らなかった。
抗がん剤を飲んでいると言っていた時も、同時にその商売元で売っている栄養食品もしっかり摂っているから問題ないと言っていたのだ。
その一方で、とっても心配性だった。
ちょっと普段と違った様子を見せると、あら風邪じゃないの?と、こうしなくちゃだめ、ああしなくちゃだめと毎回毎回同じ事を繰り返し説明することがしばしばあった。
うちの子供が正月時に初めて熱を出した時、慌てふためいて救急病院にかけまくり、夜な夜な我が子を沢山の毛布やジャンパーでくるんで病院に行ったことがあった。あの時の慌てぶりは凄かった。
結局薬を飲まずして、3時間後には熱が下がり、寒い風に長く当たっていた事による普通の風邪という結果で済んだのだった。
でもその一方で適当でおおざっぱな所もあったので、そこでバランスが取れているのかなあなんて勝手に思ってはいたのだが、やっぱりお姑さんとこもいろいろとあったので、少しずつストレスが溜まっていったのだと思う。
私はまだお姑さんから直接転移のことは聞いていないが、私に先に話すよりも、やはり自分の息子に先に話したかったのだろう。しかも私自身は最初から抗がん剤は反対だし自己治癒能力で治すことに賛成だったので、いざ念のためよかれと思って抗がん剤を飲み続けたにもかかわらず転移が見つかったと知った時に、私に面と向かって話すのは分が悪かったと思う。
そして、今回はようやく決心がついたようで、自分自身で癌を治すと言ったという。
今までお姑さん自身が、副業でやってきた見えない力の商売を自らには中途半端にしか使ってこなかったので、今回は真剣に使って自分がやってきた商売のお力を借りて治したいのだという。
お姑さんには、今まで長い事その商売をやってきて自分専用の顧客もついているという自負があるので、今回はその力を借りて自己治癒能力で治すというのは大いに理解できる。
その副業でやっている商売は、私からすれば全く問題がないとは言えないのだが、本当にその力について勉強して理解した上で使えばきっと効果があると思っている。実際に私も体験して知っているからである(但しお姑さんにその事を話すと、じゃあその商売をやれと勧められてしまうと思ったので内緒にしている)。
しかしお姑さんの場合、その見えない力について、本当に理解しているのだろうか疑問に感じることがあるのだ。
とにかく氣になるところにさっと沢山使えば治る、みたいな本当に魔法のような事を言っているからである。
そんな都合の良い道具はどこにもないのだよと私は言いたいのだが・・・。
本当にその道具に効果を求めるのなら、集中してそれを思って、沢山むやみやたらに使うのではなく、一つだけ思いを込めて使うという方法でなければその効果は分散してしまうか、殆ど意味のないものになってしまうと思うからである。
効果があるからといって、むやみやたらに、ご利益だけを求めて使うのでは、その道具に対して無礼だと思うし、そういう使い方を見たら神は嘆くだろう。
道具を使う時は、どんな道具であっても、礼儀を以って、感謝して使うべきである。
その感謝の気持ちがいささか抜けているように私には感じられてしまうのである。
とりあえず、お姑さんが自分の判断で、今回は自分自身で治すと決めたことは物凄い決心だったと思うし、本当に治るように応援したい気持ちでいっぱいである。
本当に自分自身で治すことができれば、それがお姑さん自身にとって物凄い自信となり、きっと長生きできると感じている。
そしてまたそうなることは、私が今やっている靈氣の勉強を多いに支援してもらう事にも繋がってくる。
ただストレスを溜めやすい気質があるので、一番いいのは、いっその事仕事も辞めてしまって、あまり人の沢山来ない秘湯に入ったり、登山して山の良い氣を頂くなどして、お舅さんからも離れて、一人の自由で自然に密着した時間を満喫するのが最も簡単に治る近道だ思う。
それだけ自然の力は凄いのだ。
病気は自分が作り出しているもの。
だから病気は自分自身で治すものなのである。
その言葉を私自身にもそっくり返しながら、お姑さんの決心を静かに見守りたい。
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